Friday, December 02, 2005

Premium Consumption

消費論がにぎわってきた。景気が良くなってきたのだろうか。それとも良くなることへの期待感なのか。1980年代にも空前の消費論ブームが起きた。

「階層消費」「分衆」「小衆」そして、「豊かさ」論へと展開したのであった。「差別化の悪夢」や「キャベツ畑人形」など、懐かしくもあり、まだまだ使える概念でもある。

今日は、来年の1年生のゼミで使うテキストを探しに紀伊国屋に行った。結局、野村総研が出している『第三の消費スタイル』にした。文章が平易で、資料が多 く、しかも内容が新しい。一抹の不安があるとすれば、インパクトに乏しいかもしれない。1年生に『欲望と資本主義』を読めという勇気が薄らいでいるのかも しれない。

1年のブランクの前、私の頭を支配していた日本人の消費行為は、「スペシャルを求める」消費行為であった。人よりもちょっとだけいい扱いを受けたい人々が 増えたように思えたからだ。外資系ホテルで高い部屋を取ると、1Fのフロントではなく、高層階でチェックインする。スペシャルに美人でバイリンガルのお姉 さん相手に、談笑しながら椅子に座ってテーブルでチェックイン。

『第三の消費スタイル』では、これをプレミアム消費と呼んでいる。この本の議論の核心は別にあるが、「スペシャルを求める」消費=プレミアム消費について、資料込みで知る機会を得て、これはラッキーであった。やはり、この層の消費者が増えているらしい。

5 Comments:

At 12/04/2005 1:10 PM, Anonymous boff said...

今、話題のLOHASとか、BoBoとか、少し前のセレブって、プレミアム消費ってカテに入るんでしょうか?

どうも消費論って昔から頼りないなって思っちゃいます。ブランド論にも同じにおいがするんですけど。

 
At 12/04/2005 5:54 PM, Blogger speedy said...

LOHASとかBoBoは、少し偏差値が高そうですよね。輸入ライフスタイルですし。プレミアムって言うのは、ちょっと下品かもしれませんね。まあ、金持ってるぞと、そういう感じです。

それで、消費論とブランド論が似ていると、そりゃそうです。同じものですからね。消費論書いている人とブランドつくる人、同じ人達ですからね。三菱総研、野村総研、電通、博報堂、銀行系各種研究所と、みんな同じです。よくこの間生き残ってたなと、思うんです。

それで、このまま突っ走りますよ、この人達。バブル崩壊で、オーバーセグメンテーションが明らかになるまで。そして誰も責任は取らないと。

 
At 12/04/2005 11:25 PM, Anonymous boff said...

LOHASは米産、BoBoは仏産のようですね。

国産のブランド論ってのは、「クラウン」ですか?それとも「ポッキー」ですか?「セレブリティ」ってのはどうなんでしょうか?・・・・ブランディング論?
広告代理店・・・・うさん臭いですから嫌いです。

http://bndjapan.org/

 
At 12/05/2005 1:11 AM, Blogger speedy said...

うさん臭いから面白いわけで、なんともコメントのしようもなかとです。

うさん臭くない交換ってあるのかな。市場交換、互酬に再分配、どれもうさん臭い。したがって、3つ無いといけない。これって、間違ってるの。

 
At 12/05/2005 11:21 PM, Anonymous boff said...

どうも感情でコメントしてしまいまして、申し訳ありません。
いかんせん似非代理店と仕事ばかりをしてきたもので、そういう意味で「うさん臭い」っていう評価です。

互酬、再分配、市場交換ですね。
僕は、互酬がなんとなく一番うさん臭いと思います。
一番うさん臭くないのが市場交換。
で、達の悪いのが「マーケティング」ってことで。
あれ?再分配は?

 

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