Monday, October 31, 2005

Creative Class〜The Reign of Diversity


Richard Florida氏の一連の著作は、現代の都市を知るのには格好のテキストである。
私 たちは、都市を解読するのに、商業や工業といった産業と都市の関係を考えるか、あるいはまた歴史・文化の視点からそれを解読してきた。いうまでもなく、 このような方法は現在でも有効に違いない。とはいえ、今現時点、自分が立っている都市について工業や商業、はたまた歴史や文化でどのように説明するのか、 困ってしまう。この10年ですっかり過去と断然した都市ができ上がってしまったかのようだ。
都市間競争は熾烈を極めている。メガシティ間のガチン コ勝負もあれば、中小都市間の小競り合い、あるいはまた都市間の支配従属関係、都市とその周辺と、極 めて動態的である。いうまでもなくパワー関係が勝敗を決する。しかし、注意深く見るならばそこには、力には還元できない特別な要因が働き始めている。いか に魅力的であるべきか、である。魅力的であるための蓄積を有する都市、魅力的であることを表現できる都市が、競争上優位に立つ。
ところで、誰に対して魅力的なのかということが重要になる。工場に対して?デパートに対して?消費者に対して?No!!!である。Florida氏の答え は、クリエイティブクラスである。専門職をも含めたサービス職種につく人々一般というのであれば、80年代gentrificationの延長線上に位置 するのであろうが、クリエイティブクラスというのがポイントなのであろう。とはいえ、氏の「クリエイティブクラス」も必ずしも明確ではない。
いずれにしても、多様な人種、ゲイ、ライフスタイルに寛容であることを、技術的な要因などと同様に重視する氏の議論は興味深いといえるであろう。(写真はBoston:Back bay)

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